Bundesliga
ブンデスリーガ第20節が2月2日に行われ、長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトが首位ドルトムントと1ー1で引き分けた。長谷部は3バックの中央でフル出場した。
5位フランクフルトと首位ドルトムントの上位対決は前半からスリリングな展開となる。先にチャンスをつかんだのはホームのフランクフルト、開始2分にアレのポストワークから右サイドのダコスタが決定機なシュートを放つが、これはGKビュルキに右足1本で阻まれた。
対するドルトムントも12分、ゲレイロのスルーパスから右サイドに抜け出したサンチョが中央へ折り返し。アルカセルがヒールで流し込もうとするが、体を投げ出した長谷部が間一髪ブロックした。
試合が動いたのは22分、ロイスとのワンツーでバイタルエリアに侵入したゲレイロがドリブルでペナルティーエリア内に持ち込んでラストパス。中央でフリーになっていたロイスが難なく決めてドルトムントが先制する。
先制点を挙げたロイスはその後も立て続けにチャンスを迎えるが、敵陣でルーズボールを拾って放った24分のシュートはわずかにゴール左。ヴィツェルの折り返しにファーサイドで合わせた25分のシュートも惜しくもクロスバーを叩く。さらに29分にはFKによる折り返しをフリーで合わせるが、これも枠を外して三たび決定機を逃した。
再三のピンチをしのいだフランクフルトは33分に相手のクリアボールを拾ったレビッチがミドルシュート、その1分後にはロングボールの処理にもたついた相手DFの隙をついてレビッチがシュートまで持ち込む。そして36分のCK、ニアに飛び込んだレビッチのヘディングシュートは惜しくもクロスバーを叩くが、セカンドボールを拾ってダコスタが入れた折り返しにヨヴィッチが詰めて同点ゴール。フランクフルトが前半のうちに試合を振り出しに戻した。
決定機の応酬となった前半とは打って変わって、後半は試合がこう着。フランクフルトは57分にガチノヴィッチのラストパスからレビッチがシュートを放つが、これはGKビュルキにセーブされる。対するドルトムントも67分、中央をドリブルで持ち上がったピシュチェクのスルーパスからアルカセルが抜け出してシュートを放つが、こちらもGKトラップのファインセーブに阻まれる。その後は両チームとも決め手を欠き、1ー1のままタイムアップを迎えた。
首位相手に勝ち点1をもぎ取ったフランクフルトは5位をキープ。ドルトムントは連勝こそ3でストップしたが、2位バイエルン・ミュンヘンが敗れたため、後続との差は7ポイントに広がった。
【得点】
0ー1 22分 ロイス(ドルトムント)
1ー1 36分 ヨヴィッチ(フランクフルト)
【ラインナップ】
アイントラハト・フランクフルト(3ー4ー1ー2)
トラップ;ヒンテレッガー、長谷部、ヌディカ;ダコスタ、フェルナンデス、ローデ、コスティッチ;ヨヴィッチ(55分 ガチノヴィッチ);アレ、レビッチ
ドルトムント(4ー2ー3ー1)
ビュルキ;ピシュチェク、ヴァイグル、ディアロ、ハキミ;ヴィツェル、ディレイニー;サンチョ(65分 プリシッチ)、ロイス、ゲレイロ(77分 ラルセン);アルカセル(86分 ゲッツェ)