Bundesliga
年末のオフ期間も終了し、ブンデスリーガクラブの多くは現在、国外で合宿を行っている最中だ。2019/20シーズン後半戦開幕を来週末に控え、本稿では全18クラブの様子を伝えていく。第2回は前半戦7~12位のチームを紹介する。
【7位:ホッフェンハイム】
<注目データ>
・前半戦を7位でフィニッシュしたのは、3シーズン連続。
・しかし今季の獲得勝ち点は、その中でも最多となる27ポイント。昨季は25、一昨季は26ポイントだった。
<注目選手:アンドレイ・クラマリッチ>
2トップから3トップの一角、またシャドーや8番など、あらゆるポジションを同レベルでこなす攻撃のオールラウンダー。今季序盤こそ負傷欠場が続いていたが、第8節で戦列に復帰。ブンデスリーガでこれまで55得点を決めており、その69%にあたる38ゴールをシーズン後半戦に記録している。
<後半戦最初の3試合>
第18節アイントラハト・フランクフルト(H)
第19節ブレーメン(A)
第20節レーバークーゼン(H)
【8位:フライブルク】
<注目データ>
・ブンデスリーガ後半戦の初戦で黒星を喫したのは、直近9シーズンで1度だけ。
・今季は第17節までに26ポイントを獲得。これはフライブルクにとって2012/13シーズン以来。そのシーズン、同クラブは最終的に欧州リーグ(EL)の切符を手にした。
<注目選手:ルカ・ヴァルトシュミット>
昨季、自身最多のシーズン9得点を挙げ、今年10月にはドイツ代表デビュー。不運にも、その翌月行われたドイツ対ベラルーシの一戦で膝を負傷し、以降は欠場が続いていたが、ようやくそれも回復。すでに練習試合で実戦復帰を果たしている。
<後半戦最初の3試合>
第18節マインツ(A)
第19節パーダーボルン(H)
第20節ケルン(A)
【9位:ヴォルフスブルク】
<注目データ>
・失点数はボルシアMGと並びリーグ最少。
・後半戦初戦の相手ケルンとはこれまでブンデスリーガで27回対戦。そのうち黒星はわずか5回。
<注目選手:ヴォウト・ヴェグホースト>
2m近い高身長を持つストライカー。昨季はブンデスリーガ初挑戦ながら17ゴールを記録し、得点ランキングでは堂々3位。今シーズンもここまでチームトップの7ゴールを決めている。
<後半戦最初の3試合>
第18節ケルン(A)
第19節ヘルタ・ベルリン(H)
第20節パーダーボルン(A)
【10位:アウクスブルク】
<注目データ>
・第10節終了時で白星は1度。しかしその後は5勝1敗1分と立て直しに成功。
・第11節以降の7試合でアウクスブルク以上の成績を収めたのは、ライプツィヒのみ。
<注目選手:フローリアン・ニーダーレヒナー>
フライブルクを離れ、今季開幕前にアウクスブルクへ移籍。マルティン・シュミット監督からはFWの主軸として扱われ、同クラブのフィールドプレーヤーでは唯一、全17試合に出場。また8ゴール6アシストと、スコアラーポイントもチームトップ。
<後半戦最初の3試合>
第18節ドルトムント(H)
第19節ウニオン・ベルリン(A)
第20節ブレーメン(H)
【11位:ウニオン・ベルリン】
<注目データ>
・今季はここまで、対戦時に首位だったクラブから2度勝利を挙げている。
・今季の総勝ち点の75%を、ホームで獲得している。
<注目選手:ラファル・ギキエヴィッツ>
クラブ史上初のブンデスリーガ参戦となったウニオンを、最後尾から支える守護神。前半戦のシュートブロック数は69本で、全GK最多だった。
<後半戦最初の3試合>
第18節ライプツィヒ(A)
第19節アウクスブルク(H)
第20節ドルトムント(A)
【12位:ヘルタ・ベルリン】
<注目データ>
・現在リーグ3試合連続で無失点。ブンデスリーガ4試合連続無失点は、過去に一度もない。
・初戦で激突するバイエルンとの直近5試合の戦績は、1勝1敗3分とまったくの互角。
<注目選手:ドディ・ルケバキオ>
後半戦一発目の相手は、現在リーグ7連覇中の強敵。しかしフォルトゥナ・デュッセルドルフに所属していた昨季も含めると、ルケバキオはバイエルン戦3試合で5ゴールという驚異的な結果を残している。
<後半戦最初の3試合>
第18節バイエルン・ミュンヘン(H)
第19節ヴォルフスブルク(A)
第20節シャルケ(H)