Bundesliga
2019/20シーズンのブンデスリーガ開幕戦が8月16日に行われ、バイエルン・ミュンヘンが本拠地にヘルタ・ベルリンを迎える。さて、皆さんは前シーズンのリーグ王者が開幕戦に登場するという現行システムになった2002年以降、オープニングゲームがスコアレスドローで終わったことは1度もないという事実をご存じだろうか。
ディフェンディングチャンピオンにとってはうれしいデータがある。システムが現在のものに変わった2002年以降、前年王者が負けた例は1度もなく、これまでの成績は14勝3分となっている(偶然にもそれら3つの引き分けはすべて2ー2で終わっている)。また、両チーム合わせてたった1ゴールで終わった開幕戦は2004年のブレーメン対シャルケのみ。平均では3.5ゴールが誕生しており、中立のファンにとっても十分エキサイティングなものとなっている。
続いての注目データは、直近17シーズンのうち15シーズンで、前半のうちに先制点が生まれていることだ(例外は2004年のブレーメン対シャルケ、2009年のヴォルフスブルク対シュトゥットガルト)。特にドルトムントとヘルタが激突し、このシステムが始まった2002年は、開始からわずか55秒でヘルタのバルト・ホールがファーストゴールを蹴りこんでいる。スタジアムorテレビでの観戦問わず、前半のうちからしっかりと試合を注視して頂いたほうがいいだろう。
そして今年もおそらく出場するであろうバイエルンのトーマス・ミュラーは、これまでシーズン最初のゴールを2010年、2014年、2018年の3度記録。これはブンデスリーガ歴代最多となっており、同選手の記録更新にも期待が集まる。
現行システムとなった2002年以降の開幕戦先制点
2018/19シーズン 23分 トーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)
2017/18シーズン 9分 ニクラス・ズューレ (バイエルン・ミュンヘン)
2016/17シーズン 9分 シャビ・アロンソ(バイエルン・ミュンヘン)
2015/16シーズン 27分 メディ・ベナティア (バイエルン・ミュンヘン)
2014/15シーズン 37分 トーマス・ミュラー (バイエルン・ミュンヘン)
2013/14シーズン 12分 アリエン・ロッベン (バイエルン・ミュンヘン)
2012/13シーズン 11分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
2011/12シーズン 17分 ケヴィン・グロスクロイツ(ドルトムント)
2010/11シーズン 9分 トーマス・ミュラー (バイエルン・ミュンヘン)
2009/10シーズン 71分 ズヴェズダン・ミシモヴィッチ(ヴォルフスブルク)
2008/09シーズン 12分 バスティアン・シュヴァインシュタイガー (バイエルン・ミュンヘン)
2007/08シーズン 25分 レヴァン・コビアシビリ(シャルケ)
2006/07シーズン 24分 ロイ・マカーイ (バイエルン・ミュンヘン)
2005/06シーズン 28分 オーウェン・ハーグリーブス (バイエルン・ミュンヘン)
2004/05シーズン 84分 ネルソン・バルデス(ブレーメン)
2003/04シーズン 16分 ゼ・ロベルト(バイエルン・ミュンヘン)
2002/03シーズン 1分 バルト・ホール(ヘルタ・ベルリン)