Bundesliga
ブンデスリーガ第16節が12月18日に行われ、長谷部誠と鎌田大地が所属するアイントラハト・フランクフルトはホームでケルンに2ー4の逆転負けを喫した。長谷部、鎌田はともに先発フル出場。長谷部がブンデスリーガ通算300試合出場を達成した。
リーグ戦直近5試合で1分け4敗と白星がないフランクフルトと前節7試合ぶりの勝利を飾ったばかりのケルンの一戦、試合はホームのフランクフルトペースで幕を開ける。開始2分、右CKからヒンターエッガーが決定的なヘディングシュートを放つと、6分に左CKから再びヒンターエッガーが合わせて先制。絶妙なトラップからの技ありシュートでリードを奪う。
なおもペースを握るフランクフルトは25分、鎌田のスルーパスにパシエンシアが抜け出してチャンスを作ると、30分にはまたしても左CKから今度はパシエンシアが頭で合わせて追加点。33分にローデが負傷交代するアクシデントに見舞われた後も、コスティッチや鎌田が際どいシュートを放つなど、試合を優位に進めた。
しかし、前半終了間際の44分に軽率なボールロストからヘクターに豪快なミドルシュートを叩き込まると、後半はケルンに流れが傾く。58分、69分と際どいシーンを作り出したケルンは72分、CKのセカンドボールからボルナウが決めて2ー2。ゲームを振り出しに戻す。
フランクフルトも73分、チャンドラーのパスを受けてペナルティエリア内に侵入した鎌田が鋭い切り返しからシュートを放つが、GKの好セーブに阻まれて勝ち越しとはならない。逆に81分には、またしてもCKのセカンドボールから最後はドレクスラーに押し込まれて試合をひっくり返された。
ケルンは90分にも前がかりになったフランクフルトの裏を取ってヤコブスが加点。2点差をひっくり返しての逆転勝利で2連勝を飾った。一方、敗れたフランクフルトはリーグ戦6戦未勝利。長谷部のブンデスリーガ通算300試合出場を勝利で祝うことはできなかった。
【得点】
1ー0 6分 ヒンターエッガー(フランクフルト)
2ー0 30分 パシエンシア(フランクフルト)
2ー1 44分 ヘクター(ケルン)
2ー2 72分 ボルナウ(ケルン)
2ー3 81分 ドレクスラー(ケルン)
2ー4 90分 ヤコブス(ケルン)
【ラインナップ】
アイントラハト・フランクフルト(3ー4ー1ー2)
ビートバルト;トゥーレ、長谷部、ヒンターエッガー;チャンドラー、コア(84分 アンドレ・シルバ)、ローデ(33分 ソウ)、コスティッチ;鎌田;ドスト、パシエンシア(62分 ヌディカ)
ケルン(4ー3ー3)
ホルン;シュミッツ、ボルナウ、チヒョス、カッターバッハ;ドレクスラー(90分 テロッデ)、スヒリ、ヘクター;ティールマン(62分 カインツ)、コルドバ(90分+2 モデスト)、ヤコブス