Bundesliga
2018/19シーズンのブンデスリーガ2部では、ケルンに所属するジモン・テロッデが29ゴールを決め、自身3度目となる2部得点王の称号を手にした。果たして、来たる2019/20シーズンに同タイトルを獲得するのは、どの選手か!?5人の候補者を以下に紹介していく。
マリオ・ゴメス(シュトゥットガルト)
昇格候補の筆頭は、ブンデスリーガから同2部へ降格したシュトゥットガルト。そんな同クラブの最前線を牽引するのは、キャリア終盤に差し掛かっているマリオ・ゴメスだ。かつてはドイツ代表の常連だった男もすでに年齢は33歳となった。しかしブンデスリーガ328試合出場170ゴールの成績は伊達ではなく、欧州チャンピオンズリーグ(CL)44試合26ゴール、イタリアのセリエA29試合7ゴール、トルコのスュペル・リグ33試合26ゴールと、インターナショナルな舞台でもしっかりと結果を残してきた。
マービン・ドゥクシュ(ハノーファー)
2017/18シーズンに2部得点王を獲得し、ザンクト・パウリからフォルトゥナ・デュッセルドルフへ“個人昇格”を果たしたドゥクシュだが、16試合1ゴールと爪痕を残すことはできず、たった1年で2部ハノーファーへプレーの場を移した。しかし2シーズン前に個人タイトルを手にしたように、2部という場でどのように輝くことができるのかを熟知しているのは大きい。自らの価値を改めて証明するべく、2度目の同タイトル獲得と、チームの昇格を目指す。
ミカエル・イシャク(ニュルンベルク)
ドイツ以外にも母国スウェーデン、スイス、イタリアでプレーしてきた“国際派”のイシャクは、ドゥクシュのように1シーズンでブンデスリーガから2部へ戻ってしまった。ニュルンベルクのエースFWとして一昨季は2部28試合12ゴールをマークしたものの、トップリーグ初挑戦の昨季はわずか4得点。「点取り屋」としての感覚を取り戻すための挑戦が、再び始まろうとしている。
ルーカス・ヒンターゼーア(ハンブルガーSV)
今や複数のブンデスリーガクラブが毎年のように夏合宿を行うキッツビューエル(オーストリア)の出身。14年夏に祖国を離れ、当時2部だったインゴルシュタットに移籍したヒンターゼーアは、FWの軸として活躍し、同クラブのブンデスリーガ初昇格に貢献した。ボーフムで過ごした直近2シーズンも、14ゴール、18ゴールと2年連続で二桁得点を記録するなど、得点源として計算できる選手であることは間違いない。
ヤンニ・セッラ(キール)
ドルトムントのセカンドチームからキールへ完全移籍を果たしたのが2018年夏。プロ契約から3年目となった昨シーズンは、ブンデスリーガ2部30試合出場で10ゴール5アシストと、及第点以上の成績を残した。21歳という年齢を考えれば伸びしろはまだ十分残されており、試合を重ねるごとにプレーのクオリティーが向上していった昨季を思えば、2019/20シーズンはさらなる飛躍を期待できそうだ。