Bundesliga
ゲルト・ミュラーのシーズン40ゴール、カールハインツ・ケルベルの602試合出場――1963年にブンデスリーガが産声をあげて以降、これまで数多の記録が誕生してきた。来月スタートする2019/20シーズン、果たしてどのようなニューレコードが生まれるのだろうか?
現時点で確実なのは、大迫勇也が所属するブレーメンが開幕節にブンデスリーガ1867試合目を迎え、同リーグ史上最多試合に到達することだ。2018/19シーズン終了時点では、酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSVとブレーメンが1866試合で並んでいた。
また現在、通算2946ゴールを挙げているボルシアMGが2018/19シーズンと同等の攻撃力を維持できれば、バイエルン・ミュンヘン、ドルトムント、ブレーメンに次ぐ歴代4番目として、3000ゴールの大台を突破することになる。
では、個人ではどうだろうか。昨季話題を呼んだ「ジョーカーゴール」では、ブレーメン所属クラウディオ・ピサロとフライブルク所属ニルス・ペーターゼンがともに通算21得点で歴代トップを走っており、両選手がどれだけ数字を積み上げるのか注目が集まる。
さらに前者は、「歴代最年長得点」と「21年連続ゴール」という2つのブンデスリーガ記録を更新するチャンスを持っているだけでなく、昨季のロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)に続く歴代6番目の「通算200ゴール」を達成する可能性すら秘めている。
その他の「樹立されるかもしれない新記録」は以下の通りとなっている。
・バイエルンが優勝すれば、ダヴィド・アラバとトーマス・ミュラーが9度目のドイツ王者獲得となり、リーグ歴代最多のフランク・リベリーに並ぶ。
・バイエルンが優勝すれば、歴代最長の8連覇。
・レヴァンドフスキはあと10ゴールで歴代4位タイの得点数に。歴代3位のユップ・ハインケスに追いつくには、来季18ゴールが必要。
・マヌエル・ノイアーが24試合を無失点に抑えれば、同項目で歴代トップのオリバー・カーンに並ぶ(通算204試合)。しかしノイアーのシーズン最多無失点試合は、2015/16シーズンの21試合。来季中にカーンの記録に追いつくには、自身のシーズン記録を3試合も更新しなければならない。
・ピサロがフィールドプレーヤーとしては歴代9番目の500試合出場を達成するには、来季28試合でピッチに立つことが必要(昨季は26試合に出場)。
・ノイアーは来季28試合をピッチで過ごせば、400試合出場に到達する。