Bundesliga
ブンデスリーガ第29節が5月30日に行われ、長谷部誠と鎌田大地が所属するアイントラハト・フランクフルトが敵地でヴォルフスブルクに2ー1で勝利した。長谷部と鎌田はともに先発出場、鎌田は2試合連続となるゴールを挙げてチームの勝利に貢献した。
6位ヴォルフスブルクと14位フランクフルトの一戦は、現在の順位を表すかのように「攻めるヴォルフスブルク、守るフランクフルト」の構図でゲームが進む。20分にはカウンターからルシヨン、ブレカロとつないで決定機を迎えるなど、多くの時間帯でホームチームが試合を優位に進めた。
しかし、先に試合を動かしたのは防戦一方のフランクフルトだった。右サイドからのクロスに反応してゴール前に走り込んだアンドレ・シルバがポングラチッチに倒されてPKを獲得。これをシルバ自ら冷静に決めて27分に先制する。
その後もヴォルフスブルクの優勢は続くが、フランクフルトはGKトラップと長谷部を中心とした堅守で、相手にビッグチャンスを作らせない。逆に40分には鎌田のスルーパスからコスティッチ、ガチノヴィッチとつないできわどいシーンを作るなど、効率的なゲーム運びで前半を1ー0で終えた。
フランクフルトは後半も相手の攻撃をよくしのいでいたが、58分にセットプレーからムバブに頭で押し込まれてついに同点に追いつかれる。それでも85分、ゴール前のドストの落としをファーサイドに詰めていた鎌田がダイレクトで蹴り込んで勝ち越し。鎌田の2試合連続ゴールでフランクフルトが7試合ぶりの勝利を手にした。
【得点】
0ー1 27分 アンドレ・シルバ(フランクフルト)
1ー1 58分 ムバブ(ヴォルフスブルク)
1ー2 85分 鎌田(フランクフルト)
【ラインナップ】
ヴォルフスブルク(4ー2ー3ー1)
カステールス;ムバブ、ポングラチッチ、ブルックス、ルシヨン;シュラーガー、アーノルド;シュテフェン、ブレカロ、ヴィクトール(61分 メーメディ);ヴェグホルスト(75分 ギンチェク)
アイントラハト・フランクフルト(3ー4ー2ー1)
トラップ;アブラハム、長谷部、ヒンターエッガー;チャンドラー、コール(77分 トロ 90分退場)、ローデ(77分 フェルナンデス)、コスティッチ;ガチノヴィッチ(84分 ソウ)、鎌田(89分 デグズマン);アンドレ・シルバ(77分 ドスト)